権利関係

「抵当権は、債権者及び抵当権設定者に対しては、その担保する債権と同時なければ、時効により消滅しない」とはどういう意味ですか?

「借金(被担保債権)が残っている限り、お金を貸した人(債権者)や借りた人(抵当権設定者)の間では、抵当権だけが勝手に時効で消えることはない」という意味です。ポイントを3つに絞って解説します。1. わか...
権利関係

「債務につき消滅時効が完成した後、その債務の承認をした債務者は、消滅時効の完成を知らなかったときでも、その完成した消滅時効の援用をすることは許されない。」とは、どういう意味ですか?

「時効で借金(債務)を払わなくてよくなった後に、本人が『払います』と認めてしまったら、後から『実は時効だったからやっぱり払わない!』と前言撤回することはできない」という意味です。時効のルールを知ってい...
権利関係

「Aが、Bに対する賃料債権につき内容証明郵便により支払いを請求すれば、その請求により、その後6か月は時効が完成しない(完成猶予)。」とはどういう意味ですか?

内容証明郵便で「家賃を払ってください」と催促(これを法律用語で「催告(さいこく)」と言います)すると、時効のカウントダウンを一時的に「6か月間ストップ(猶予)」できるという意味です。ポイントを3つに絞...
権利関係

「代理人は、制限行為能力者でも良い(民法102条本文)」と、「代理人が後見開始の審判を受けた場合、代理権は消滅する(民法111条1項2号)は、矛盾しませんか?

一見すると「制限行為能力者でいい」と言っているのに「後見開始を受けたらクビ(消滅)」になるので、完全に矛盾しているように思えますよね。しかし、この2つは「どのような状態の人物を代理人に選んだか」という...
権利関係

宅建試験の過去問(2013年)の枝で「Aが死亡し、Aの妻Bと摘出でない未成年の子CとDが相続人となった場合に、CとDの親権者である母EがCとDを代理してBとの間で遺産分割協議を行っても、有効な追認がない限り無効である。(正解〇)」とあります。この解説に「親権を行う者が、数人の子に対して親権を行う場合、その一人と他の子の利益が相反する行為について、そに一方のために特別代理人の選任を家庭裁判所に依頼しなければならず、これに反する行為は無権代理行為となるから、有効な追認がない限り無効となる」とありますが、意味がわかりません。追認とは誰がしますか?CとDが赤ん坊ならどうなるのですか?CとDの代理をその母親Eができない理由はなんですか?

この過去問の枝は、法律用語が重なっていて非常にわかりにくい部分です。なぜ母親EがCとDの両方を代理できないのか(利益相反)、そしてCとDが赤ん坊の場合はどうなるのかについて、疑問点を順を追ってわかりや...
権利関係

宅建士の問題に、「未成年後見人は、自ら後見する未成年者について、後見開始の審判をすることができる。」とあります。これは、どういう意味ですか?「未成年後見人」は親、「自ら後見する未成年」は、その親の子供ですよね?その親が「後見開始の審判を請求する」意味がわかりません。すでに後見人なのに、なぜ後見開始の審判を請求する必要があるのですか?

結論から言うと、ここでいう「後見開始の審判」とは、未成年者に対して行うものではなく、「成年後見(大人向けの保護制度)」をスタートさせるための審判(請求)のことです。あなたがつまずいている最大のポイント...
権利関係

宅建士の「意思表示」関係の問題の解説に「公序良俗に反する法律行為は無効である」とありますが、宅建士が関わる仕事で「公序良俗に反する」法律行為の例を挙げて下さい。イメージが浮かびません。

宅建士が関わる不動産取引において、「公序良俗に反する(民法90条)」とされる代表的な例は、主に以下の4つのパターンです。1. 愛人関係(不倫)の維持・継続を目的とした不動産の贈与「不倫関係を続けること...
勉強進捗

宅建試験日まで残り49日

7月から本格的に勉強を開始してから、約2ヵ月が経過します。最近は、ほとんど試験勉強の進捗を書いていませんでしたが、ここまでにやったことを書いておきます。①LECスーパー合格講座(全34回)を視聴しなが...
法令上の制限・税・その他

居住用財産の譲渡所得の3000万円特別控除の特例がある理由を教えて下さい。

居住用財産(マイホーム)を売却した際の「3,000万円特別控除の特例」が設けられている最大の理由は、「国民の『マイホームの買い替え』や『住み替え』による税負担を軽くし、居住の安定と住み替え(住宅流通)...
法令上の制限・税・その他

宅建士の国土利用計画法に関する問題で、事後届出が必要な対象面積が、下記のように異なる理由を覚えやすく整理してください。なぜ下記①~③のグループにわかれているのか・なぜこの面積なのか、わかりませんし、覚えにくいです。①市街化区域:2000平米以上、②市街化調整区域と区域区分が定められていない都市計画区域:5000平米以上、③準都市計画区域と都市計画区域外:10000平米以上

事後届出の対象面積が「2,000㎡・5,000㎡・10,000㎡」と段階的に分かれている理由は、「土地の貴重さ(混雑度)」と「無秩序な開発(虫食い開発)が起きた時の危険度」が違うからです。「街の密度(...